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SetsuVisionの稼働管理システムとは

設備稼働管理システムとは、工場設備の情報をPLCや各種センサー等で収集し、稼働状態を監視・分析するためのIoTシステムです。

工場の生産ラインでは多くの設備が稼働していますが、様々な要因で異常が発生し機械の故障や生産ラインの停止につながるケースがあります。

設備の稼働を停止させないためには、異常を予測・検知する「稼働監視」が必要です。

また、稼働率を正確に把握することにより設備や人材リソースの最適化が図れるようになります。

SetsuVision稼働管理システム導入例

先日お伺いしたお客様はマシニングセンタなどの加工機を使って様々な金属部品を製造しており、機械の稼働ロスが多いことを問題視されていました。

社長が定期的にラインを見回って作業者に声掛けする中で気付かれたのは、

「作業者は忙しく動きまわっているのに機械の稼働ランプはなかなか緑にならない」という点でした。

生産数量の実績は毎日上がってくるのですが、機械の稼働時間(稼働率)は数字では把握されていなかったのです。

そこで弊社の設備装置管理ソリューション「SetsuVision」の稼働管理を導入して号機ごとの稼働状況を見える化することにしました。

稼働状態を検知する方法は以下のようなものが挙げられます。
・PLC情報収集
・稼働ランプ情報収集
・電流情報収集など

今回は設備の制御機器に手を入れたくないというご要望もあり、外付けセンサーでの稼働情報収集を採用しました。

外付けセンサーの活用は比較的安価かつ迅速に導入できるというメリットもあります。

3色灯付きの設備は稼働ランプの点灯をフォトセンサーで検出し、その他は電流センサーで検出して稼働状態を見える化しています。

稼働値の見える化による稼働率改善活動の推進

現在は稼働率が数値でハッキリと見えるようになり、稼働率改善の数値目標を立てて社員全員で稼働率向上プロジェクトを推進されています。

稼働率が54%→66%に向上できたことを喜ばれていました。

今後も改善を続けていくために稼働率向上プロジェクトを継続されています。

また次ステップとして、設備保全の履歴を紙で残しているためにノウハウが属人化してしまい有効活用できていない点を改善したい、とのことでSetsuVisionの「保全カルテ」導入を検討されています。

さいごに

KISは今まで積み重ねてきた製造業に対するノウハウを生かし、IoT活用のスタートである設備のデータ取得から、MESやERPといったビジネスアプリとの連携まで「KIS IoT Solution Suite」で御社の業務改善をトータルサポートいたします。

IoTの新規導入から導入済みシステムとの連携までお気軽にKISにご相談ください。

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