STAFF BLOG

スタッフブログ

DELMIA Aprisoの設備保全機能が役立つ7つの場面

前回の記事でお伝えしたように、DELMIA AprisoはMESとして製造現場の実績収集だけでなく、設備保全でも多彩な機能を持っています。

前回の記事はこちらから→MES導入による設備保全の効率化

今回はDELMIA Aprisoの特徴的な設備保全機能が製造現場で役に立つ7つの場面をご紹介いたします。 

製造現場で役立つ7つの設備保全機能

1.カレンダベースの設備・治工具保全計画立案、指示、実績登録

・視覚的な計画
設備や治工具ごとの保全スケジュールをカレンダー形式で表示して直感的な計画立案と確認ができます。

・詳細な作業指示
各保全作業に必要な部品、手順、注意点などを詳細に指示することで作業者のミスを防止します。

・実績登録
実際の作業内容や時間を記録し、計画との差異を分析することができます。

・アラート機能
保全期限が近づいている場合や、異常が発生した場合にアラートを発信してお知らせします。

設備・治工具の保全計画をより効率的かつ効果的に実行することができます。

2.作業者へ設備保全作業内容の指示

・モバイル対応
タブレットやスマートフォンで作業指示書を確認可能でき、作業現場での作業効率向上につながります。

・画像・動画による説明
画像や動画を活用した説明で、複雑な作業手順も視覚的に理解ができます。

・チェックリスト機能
作業完了時の確認事項をリスト化し、漏れのない高品質な作業をサポートします。

これにより現場全体の作業効率と精度が大幅に向上します。

3.交換部品の在庫管理、発注指示

・リアルタイム在庫管理
交換部品の在庫状況をリアルタイムで把握し、急な在庫切れによるトラブルを未然に回避できます。

・自動発注機能
在庫が少なくなると自動で発注指示を出し、在庫管理プロセスの人的負担が軽減できます。

・調達履歴管理
過去の調達履歴を基に、最適な仕入先を選定することができます。

部品交換のための在庫管理の効率を上げ、作業員の負担削減につながります。

4.MTBF/MTTRなどのKPI表示

・設備の健康状態可視化
 MTBF(平均故障間隔)やMTTR(平均修理時間)などのKPIをグラフや表で視覚化し管理精度が向上します。

・異常検知
過去のデータと比較して異常な変化を検知し、迅速な対応が可能になります。

・改善点発見
KPIの推移を分析することで、改善すべき点を特定し業務効率や品質の向上につなげられます。

これにより設備運用の最適化が実現します。

5.最新の製造設備と直接連携(OPC通信)して自動データ収集

・リアルタイムデータ収集
 設備から直接データを収集し、運用状況を素早く把握することができます。

・手入力の削減
人によるデータ入力ミスを防止し、正確なデータ管理を実現します。

・データの信頼性向上
リアルタイムなデータに基づいた分析が可能となります。

最新データの自動取得により、より信頼性の高い結果をもとに改善につなげることができます。

6.製造管理と絡めて作業数(治工具利用数)を収集しての予兆保全

・使用頻度分析
設備や治工具の使用頻度を分析し、劣化の兆候を検知することができます。

・寿命予測
使用頻度に基づいて、設備や治工具の寿命を予測し計画的な部品交換につなげられます。

・計画的な交換
寿命が近づいている部品を事前に交換し、突然の設備停止リスクを低減します。

劣化の早期発見で、運用の安定化をコスト最適化をサポートします。

7.製造実績と設備保全実績を連携させたトレーサビリティ

・製品履歴追跡
製品の製造履歴と生産設備の保全履歴を関連付けて抽出することができます。

・品質問題発生時の迅速な対応
問題発生時に生産設備側に問題がないか迅速な調査が可能です。

・顧客への説明資料作成
製品品質情報と共に生産設備保全情報を顧客に提供することができます。

迅速な問題解決とお客様への信頼性の高い説明をアシストします。

次世代型グローバルMESパッケージ「DELMIA Apriso」の詳細はこちら

→お問い合わせはこちら

期待される効果

このようにAprisoの設備保全機能を活用し計画的な保全を行うことで、設備の寿命が延び、長期的なコスト削減が実現します。

さらに、設備の稼働率向上や作業時間の短縮が生産性を向上させ、不良品の削減にも繋がります。

設備の安定稼働は製品品質の向上につながり、企業全体の信頼性も向上します。

また作業環境も改善され自動化されることで、作業者の負担軽減と安全性向上が期待されます。

さいごに

ここまでDELMIA Aprisoの特徴的な設備保全機能が製造現場で役に立つ7つの場面についてご紹介してきました。

しかしこれらはまだDELMIA Aprisoの設備保全機能の一部であり、他にも現場で必要な様々な機能が搭載されています。

上記の詳細、具体的な事例、実現方法など興味ありましたらどうぞ遠慮なくお問い合わせください。

御社の運用に沿った活用方法をご提案させていただきます。

次世代型グローバルMESパッケージ「DELMIA Apriso」の詳細はこちら

→お問い合わせはこちら

 

この記事をシェアする
TOP スタッフブログ DELMIA Aprisoの設備保全機能が役立つ7つの場面